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性感染症・かゆみ・帯下異常

 

デリケートゾーンのかゆみおりものの違和感は、女性にとって非常に身近で、かつ不安を感じやすいお悩みです。しかし、こうした症状の背景には、性感染症(STD)が隠れていることも少なくありません。性感染症は特別な人だけがかかる病気ではなく、現在では10代や20代の若い世代でも誰がかかっても不思議ではない身近な感染症となっています。当院では、産婦人科専門医である院長が、プライバシーを厳守しながら丁寧に診療を行います。最近、デリケートゾーンに異変を感じたり、パートナーの感染が分かったりした方は、どうぞお早めにご相談ください。当院では利便性を重視し、性感染症検査セットの結果をメールで受け取れる体制も整えております。一人で悩まずに、まずは専門的な医療の力を借りて、健康な日常を取り戻しましょう。

性感染症・かゆみ・帯下異常で診る症状

「帯下(たいげ)」とは一般的に「おりもの」のことを指します。おりものの状態は体調や月経周期によって変化するものですが、明らかに普段と違う場合は、体からのサインかもしれません。特に以下のような症状がある場合は、感染症のリスク因子病気になる可能性を高める要因)が考えられます。

おりものの異常に関する症状

  • おりものの量が急に増えたと感じる
  • 色が黄色や緑色っぽくなっている
  • カッテージチーズや酒かすのような白い塊が混ざる
  • 魚が腐ったような強い臭いがある
  • おりものに血が混じっている(不正出血)

外陰部や周辺の異常に関する症状

  • デリケートゾーンに強いかゆみがある
  • 外陰部や膣の周辺に熱感や痛みを感じる
  • 排尿時にしみるような痛みがある
  • 性交時に痛みを感じる
  • 足の付け根のリンパ節が腫れている
  • 小さなイボや水ぶくれ、潰瘍(粘膜が削れた状態)ができている

これらの症状は、放置すると症状が悪化したり、大切なパートナーへ移してしまう「ピンポン感染」を招いたりすることもあります。早期に検査を受けることが自分自身と相手を守ることにつながりますので、気になる症状があれば迷わず受診してください。

性感染症・かゆみ・帯下異常で診る病気

当院では、産婦人科専門医の知見に基づき、多岐にわたる感染症の診断と治療を行っております。代表的な疾患について詳しく解説します。

日本で最も多い性感染症で、クラミジア・トラコマチスという細菌が原因です。 女性は無症状であることが多いのですが、放置していると不妊症や流産、子宮外妊娠のリスクにつながります。 最近では10~20代の感染者が増えています。 潜伏期間は約3週間前後、早い人では1週間後といわれています。

症状
  • 女性はほとんどが無症状です。
  • 初期症状として、薄い黄色の透明なおりものがみられることがあります。
  • オーラルセックスで口中に感染すると咽頭炎を起こすこともあります。
診断

膣分泌物を採取して培養検査にかけます。

治療

抗菌薬を内服していただきます。

男性は80%に尿道炎の症状が出るので診断は付きやすいですが、女性はクラミジア同様に無症状のことが多い病気です。 潜伏期間は2~7日といわれています。

症状
  • 女性は8割が無症状です。
  • おりものが黄色い。
  • 排尿時に痛みがある。
  • 尿道の出口が赤くなる。
  • オーラルセックスで口中に感染すると咽頭炎を起こすこともあります。
診断

膣分泌物を採取して培養検査にかけます。

治療

セフトリアキソンナトリウム1g静注1回が有効です。

カンジタという真菌(カビの一種)が原因で、性行為がなくても発症します。 5人に1人の女性がかかり、何度も繰り返して発症する方もいます。 潜伏期間は一般的に2日から1週間程といわれていますが、常在菌のため特定は難しいです。

症状
  • デリケートゾーンのかゆみ
  • カッテージチーズ状のおりもの
  • 外陰部の発疹、熱感
  • 性行時の痛み
診断

外陰部やおりものの状態を調べ、膣分泌物を採取して培養検査にかけます。

治療
膣内洗浄

膣内を洗浄します。早期治療に有効です。

薬物療法

飲み薬、クリームタイプの塗り薬、膣内に注入する膣錠があります。

単純ヘルペスウイルスの感染により、外陰部やその周辺に痛みやかぶれを伴う水ぶくれができる病気です。 単純ヘルペスウイルスは口にも感染します。 潜伏期間は感染機会となる性交渉から2日から10日程といわれています。 一度感染するとウイルスが神経節に潜み続けるため、免疫力が低下したときに症状として何度も現れます。

症状
  • 外陰部に水ぶくれができ、水ぶくれが破れると潰瘍になります。強い痛みを伴います。
  • 脚の付け根のリンパ節の腫れ
  • 発熱
  • 排尿時の痛み
診断

外陰部の状態を調べ、ウイルスのDNA検査を行います。

治療

抗ウイルス薬を使用します。塗り薬と内服薬があります。

主に性行為によるヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こる性感染症の一種です。HPVは多数の型がありますが、尖圭コンジローマは6型、11型のHPVによって発症し、主に外陰部、膣壁、子宮膣部、肛門周辺にイボが発生します。イボの大きさは1mmから数cmまで様々です。 HPVは子宮頸がんの原因にもなるため、注意が必要です。 潜伏期間は数週間から8ヶ月程といわれています。

症状

膣や外陰部周辺にイボができます。始めはふくらみ程度ですが、徐々に尖った形に変化します。鶏のトサカや、カリフラワーの形に例えられることが多いです。

  • 初期はイボ以外の自覚症状がないことが多いですが、徐々に痛み、かゆみ、不快感が出てきます。
診断

膣や外陰部の状態を調べます。

治療

外用薬で改善しない場合はレーザー手術を行います。 イボがなくなっても再発する可能性が高いため、治療後も一定期間の経過観察が必要です。

薬物療法

クリーム状の外用薬を使用します。

レーザー手術

CO2レーザーを照射します。治療は日帰りで対応可能です。

寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が原因です。性行為がなくてもタオル、下着、浴槽などを介して感染することがあります。 潜伏期間は5日から14日程といわれています。

症状
  • 感染者のうち20~50%は無症状です。
  • おりものが黄色い、茶色い。
  • おりものが臭う。
  • 膣や外陰部に強いかゆみ、痛みがある。
診断

膣分泌物を採取して顕微鏡で観察もしくは、培養検査を行います。

治療

原虫が膣から膀胱に入り込むこともあるため、抗原虫薬の内服と膣内に注入する膣錠を用います。

梅毒トレポネーマという細菌が病原体です。 梅毒にかかっている人の粘膜や皮膚に接触すると感染します。 潜伏期間は3週から6週程といわれています。

症状
第1期(感染から約3週間)

外陰部や肛門・口などにしこりや潰瘍ができ、周囲のリンパ節が腫れます。

第2期(1~3カ月)

発熱や倦怠感を伴って、手のひらや足の裏・全身に様々な発疹が現れます。 痛みやかゆみがないことが多いです。

後期(数年~数十年)

柔らかいゴムのような腫瘍が全身にでき、心臓や脳の機能障害が生じます。

診断

血液の抗体検査や、細菌培養検査を行います。

治療

抗菌薬を使用します。 梅毒は初期段階で早期治療をすれば治る疾患ですが、放置すると徐々に進行します。梅毒が原因で発症した心臓や脳の機能障害は完全に治癒することはありません。早期発見・早期治療が重要です。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した状態をいいます。性行為以外にも、血液感染、母子感染があります。 クラミジアにかかっている人はHIVになりやすいといわれています。 HIVは細菌やウイルスなどの病原体から体を守るリンパ球に感染し、ヒトの免疫力を低下させます。そのため、HIVに感染すると様々な疾患を発症します。

症状
  • 感染初期に、発熱や喉の痛み、倦怠感など、風邪のような症状が現れることがあります。
診断

血液の抗体検査を行います。

治療

現在の医学では、体内のHIVウイルスを完全に除去することはできませんが、抗HIV薬により、ウイルスの増殖を抑え、免疫力を維持させてエイズの発症を防ぐことができるようになりました。

  • コンドームを正しく使用する。
    性行為の時にコンドームを使うことで避妊だけでなく、性感染症の予防効果があります。しかし梅毒や尖圭コンジローマはコンドームで完全には予防できないので注意が必要です。
  • セックスの相手を限定する。
    感染していない者同士のセックスでは感染の可能性はありません。性感染症は自覚症状を感じにくい病気であり、誰から感染したのか相手を特定するのは難しく、自分が治療しても再び感染する可能性があります。
  • 生理中にはセックスをしない。
    生理中の女性性器は傷つきやすく、感染する可能性があります。また月経血がパートナーへ感染する可能性

性感染症・かゆみ・帯下異常に関する検査

当院では、お仕事やプライベートで忙しい方でもスムーズに検査を受けられるよう工夫しています。検査に対する心理的なハードルを下げ、早期発見・早期治療につなげることが、私たちの使命だと考えています。

性感染症検査セット

特定の病気だけでなく、不安な項目をまとめて検査したい方のために、セットメニューをご用意しています。ご自身の状況に合わせて、以下の項目から自由に組み合わせることが可能です。

  • クラミジア・淋菌(膣分泌物)
  • カンジダ・トリコモナス(膣分泌物)
  • 梅毒・HIV(血液検査)

メールによる結果通知システム

「検査結果を聞きに行くだけのために再来院するのが難しい」という方のために、当院では検査結果をメールでお送りするサービスを行っています。これにより、再診のための時間を短縮でき、プライバシーもより強固に守られます。来院不要で結果を確認できため、多くの患者さんにご利用いただいています。

パートナーの同時検査と治療

性感染症の治療において最も大切なのは、パートナーと一緒に治すことです。自分だけが治療して寛解症状が落ち着いて安定した状態)しても、相手が菌を持ったままだと、再び感染してしまいます。これをピンポン感染と呼びます。大切な方と一緒に検査・治療を受けることをお勧めします。

性感染症・かゆみ・帯下異常についてのよくある質問

Q1. 症状がなくても検査を受けたほうがよいですか?

A1. はい、ぜひ受けてください。特にクラミジアや淋菌は、女性の場合8割近くが無症状であると言われています。自覚症状がなくても体内では感染が進み、不妊症などの原因になることがあるため、不安な機会があった場合は早めの検査が推奨されます。

Q2. 生理中でも検査は受けられますか?

A2. おりものの検査などは血液が混ざると正確な判定が難しくなることがあります。血液検査は可能ですが、できれば生理期間を避けて受診していただくのが理想的です。ただし、強い痛みやかゆみがある場合は、時期を問わず早めにご相談ください。

Q3. 検査結果が陽性だった場合、家族に知られることはありますか?

A3. 当院では守秘義務を徹底しており、患者さんの同意なくご家族に連絡することはありません。また、メールでの結果通知を利用すれば、ご自宅に郵送物が届くこともないため、プライバシーを守りながら治療を進めることができます。

Q4. 検査で「否定」された場合、かゆみの原因は何が考えられますか?

A4. 検査で感染症が否定(検査の結果、その病気ではないと判断されること)された場合、かゆみの原因は下着による蒸れや、石鹸などの刺激による接触性皮膚炎(かぶれ)かもしれません。その場合も、炎症を抑えるお薬で症状を改善することが可能です。

当院の性感染症・かゆみ・帯下異常診療について

当院では、性感染症やデリケートゾーンのトラブルでお悩みの方が、安心して第一歩を踏み出せるような環境づくりに力を入れています。私たちの診療における強みは、以下の3点です。

産婦人科専門医による質の高い診療

当院の院長は産婦人科専門医です。単に検査を行うだけでなく、女性特有の身体の構造やホルモンバランスを熟知した専門家の視点から、症状の根本的な原因を探ります。診断結果に基づき、抗菌薬の内服や膣錠、塗り薬など、症状に合わせた最適な治療法をご提案いたします。予後治療後の経過の見通し)についても詳しく丁寧にご説明します。

川崎駅から徒歩2分の通いやすさ

「川崎駅」出口から徒歩2分という好立地にあり、お仕事帰りやショッピングのついでに立ち寄りやすいクリニックです。忙しい日々の中で、体の不調を後回しにしてしまいがちな方でも、通院の負担を最小限に抑えることができます。川崎市川崎区の地域に根ざしたクリニックとして、皆様の利便性を追求しています。

心理的なハードルを下げる工夫

性感染症の相談は、誰にとっても勇気がいるものです。「恥ずかしい」「怒られたらどうしよう」といった不安を抱える必要はありません。当院では性感染症は誰でもかかる可能性がある身近な病気として捉えており、スタッフ一同、誠実で優しい対応を心がけています。メールでの結果通知など、現代のライフスタイルに合わせた仕組みもその一環です。

院長より

デリケートゾーンの症状は、なかなか他人に相談しにくいものです。しかし、おりものの変化やかゆみを放置してしまうと、知らず知らずのうちに病気が進行し、将来の妊娠や出産に影響を及ぼすこともあります。私は産婦人科専門医として、これまで多くの女性の健康をサポートしてまいりましたが、いつも感じるのは「もう少し早く相談してくれれば」という思いです。

性感染症は、決して恥ずかしい病気でも、自業自得の病気でもありません。風邪をひくのと同じように、生活の中で誰にでも起こりうるものです。当院では、患者さんの不安な気持ちに寄り添い、丁寧な説明とスピーディーな検査・治療を心がけています。一人で悩んでインターネットの情報を検索し、不安を募らせる前に、ぜひ一度お話しを聞かせてください。

メールでの結果通知なども活用し、あなたの生活スタイルに合わせた形で健康をサポートいたします。川崎駅のすぐ近くで、皆様が安心して毎日を過ごせるよう、精一杯お手伝いをさせていただきます。どうぞリラックスした気持ちで、気軽にお越しください。お待ちしております。

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